土地売買をするには

土地の売却手続きは不動産会社に依頼する

使わない土地は売却した方がいい

自宅以外の土地を所有している場合、その土地をどのようにして活用するかを考えなければなりません。

土地というのは、持っているだけでも負担になるものです。土地など不動産の所有者には固定資産税がかかります。土地を使っていなくても税金を払わなくてはいけません。また、土地の所有者には土地の管理責任もあります。

たとえば、土地に建っている建物のガラスが割れたり、土地から生えている植物が伸びたりして、通行人がケガをすることもあります。そのような場合には、土地の所有者が責任を問われてしまうのです。
そういったことを考えると、使っていない土地は売却した方がよいということも言えます。土地が不要になるケースとしては、引っ越しのために自宅だった土地を手放す場合のほか、親から土地を相続した場合などもあります。

土地売買の手続きは面倒なので、後回しにせず早めに検討を始めるのがおすすめです。

土地売買の流れ

土地売買をするときには、通常は宅建業者に依頼することになります。

土地などの不動産取引の媒介は、免許を持った宅建業者にしかできません。宅建業者とは不動産会社のことです。不動産会社に土地の売却を依頼すれば、不動産会社が不動産を売り出してくれます。
事前に土地の価格の見積もりをしてもらい、依頼する会社を決めるとよいでしょう。不動産会社は、広告を出したり、レインズと呼ばれるネットワークに情報を登録したりして、土地の買い手を探します。

買い手が見つかったら、売買条件について交渉し、売主と買主との間で合意できれば売買契約を交わします。売買契約時には、売主は買主から手付金を受け取ります。その後、残金決済と同時に土地の引き渡しを行います。
なお、土地の売買をしたら、所有権移転登記を行って土地の名義変更をしなければなりません。

残金決済時に登記に必要な書類を提出し、司法書士に名義変更手続きをしてもらうのが一般的です。